『ごめんなさい、お兄様。わたし、どうしてもアインハード殿下にお礼が言いたくて』
というか、アインハード(とお目付け役たち)の印象に残らなきゃいけないんだもの! 妃候補に選ばれるためには、ただ平穏にちびっこライフを謳歌しているだけじゃダメなのだ。
『そうだよね。……本当はね、リビーが正しいってわかっているんだ。だけど僕は、どうしてもリビーからの手紙が欲しくて……アインハード殿下が羨ましくて』
『うっ』
ゼリックがあまりにも純粋で辛い。こんなふうに言われちゃ、ものすごく悪いことをしている気持ちになってしまう。
『それじゃあ、お兄様にもお手紙を書きます!』
『本当?』
わたしが言うと、ゼリックは瞳をキラキラと輝かせて喜んだ。……本当に、天使そのものの愛らしさである。
そういうわけで、わたしはゼリックに手紙を書くことになった。毎日顔を合わせているのに、ほとんど毎日。そして、ゼリックはわたしが書いた数倍の分量の返事をくれるようになった。
というか、アインハード(とお目付け役たち)の印象に残らなきゃいけないんだもの! 妃候補に選ばれるためには、ただ平穏にちびっこライフを謳歌しているだけじゃダメなのだ。
『そうだよね。……本当はね、リビーが正しいってわかっているんだ。だけど僕は、どうしてもリビーからの手紙が欲しくて……アインハード殿下が羨ましくて』
『うっ』
ゼリックがあまりにも純粋で辛い。こんなふうに言われちゃ、ものすごく悪いことをしている気持ちになってしまう。
『それじゃあ、お兄様にもお手紙を書きます!』
『本当?』
わたしが言うと、ゼリックは瞳をキラキラと輝かせて喜んだ。……本当に、天使そのものの愛らしさである。
そういうわけで、わたしはゼリックに手紙を書くことになった。毎日顔を合わせているのに、ほとんど毎日。そして、ゼリックはわたしが書いた数倍の分量の返事をくれるようになった。



