『なにをおっしゃいますやら! ゼリック様にはぜひ、このまま殿下のお側にいていただきたいです!』
『ゼリック様、どうか我々に御慈悲を! 見捨てないでください!』
『そうですわ、お兄様! 絶対絶対、辞めちゃ駄目です!』
もしもあそこでゼリックがアインハードの側近候補を辞退していたら、わたしの復讐計画は今よりもさらに遠く険しい道のりになっていただろう。わたしたちの必死の説得により、ゼリックはなんとかアインハードの側近候補を続けてくれることになった。
けれど、あの日以降、ゼリックはわたしを城に連れて行こうとはしなかった。
『リビーはお留守番だよ』
『……わたしも一緒に行きたいのに』
『絶対ダメ』
ゼリックは存外頑固だ。一度決めたことは絶対に覆さない。そういうわけで、わたしはアインハードとの接点を容易に持てずにいた。
『ゼリック様、どうか我々に御慈悲を! 見捨てないでください!』
『そうですわ、お兄様! 絶対絶対、辞めちゃ駄目です!』
もしもあそこでゼリックがアインハードの側近候補を辞退していたら、わたしの復讐計画は今よりもさらに遠く険しい道のりになっていただろう。わたしたちの必死の説得により、ゼリックはなんとかアインハードの側近候補を続けてくれることになった。
けれど、あの日以降、ゼリックはわたしを城に連れて行こうとはしなかった。
『リビーはお留守番だよ』
『……わたしも一緒に行きたいのに』
『絶対ダメ』
ゼリックは存外頑固だ。一度決めたことは絶対に覆さない。そういうわけで、わたしはアインハードとの接点を容易に持てずにいた。



