復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

(まあまだ七歳だし、ここからものすごく面倒くさくなる可能性はあるけど)


 今のうちに気に入られておけば復讐計画が優位に進められる。それがわかっただけでも大収穫だ。


「リビー!」


 と、ゼリックがわたしのところにやってくる。天使のような純粋無垢な表情だ。汗の粒までキラキラと美しく、存在自体がとてもまぶしい。


「お兄様、お疲れ様でした」


 満面の笑みのゼリックに抱きしめられながら、わたしはゼリックを抱きしめ返す。


「ちゃんと見てた?」

「はい、見てました! すっごくかっこよかったです!」


 アインハードの機嫌を損ねずに勝つなんて芸当、同年代ならゼリックぐらいにしかできないのではなかろうか? どんないいところの子供でも、多少は負けず嫌いだろうし、プライドだって働くだろう。もう少し年齢が上がれば話は違うが、純粋にすごいとわたしは思った。