(っていうか、わたしのバカ! ゼリックを応援したらダメじゃない!)
アインハードに気に入られなきゃいけないのに、ついついゼリックに肩入れしたくなってしまった。本心はさておき、表向きはアインハードを応援しているように見せなければ! これは大事な復讐のため! わたしもゼリックみたいにしっかり演技をしないと。
「アインハード殿下も、すっごく素敵です! 頑張って!」
わたしは会場中に聞こえるよう、大きな声を出す。
とそのとき、ゼリックが指先をツイッと動かした。すると、まばゆい光が二筋現れ、アインハードの両肩にまっすぐ当たる。
「うわっ!」
(ええっ!?)
大丈夫なの――?って思ったけど、見たところゼリックの魔法が直撃した痛みはないらしい。だけど、アインハードはまるでなにかに突き動かされるように地面に向かってゆっくり倒れていく。しかも、光のクッションがアインハードが尻餅をつかないようカバーをしてくれるというおまけつきだ。当然それはゼリックが発した魔法で、つまりそれだけの余裕があるということ。力の差は歴然と言わざるを得ない。完全にゼリックの勝ちだった。
アインハードに気に入られなきゃいけないのに、ついついゼリックに肩入れしたくなってしまった。本心はさておき、表向きはアインハードを応援しているように見せなければ! これは大事な復讐のため! わたしもゼリックみたいにしっかり演技をしないと。
「アインハード殿下も、すっごく素敵です! 頑張って!」
わたしは会場中に聞こえるよう、大きな声を出す。
とそのとき、ゼリックが指先をツイッと動かした。すると、まばゆい光が二筋現れ、アインハードの両肩にまっすぐ当たる。
「うわっ!」
(ええっ!?)
大丈夫なの――?って思ったけど、見たところゼリックの魔法が直撃した痛みはないらしい。だけど、アインハードはまるでなにかに突き動かされるように地面に向かってゆっくり倒れていく。しかも、光のクッションがアインハードが尻餅をつかないようカバーをしてくれるというおまけつきだ。当然それはゼリックが発した魔法で、つまりそれだけの余裕があるということ。力の差は歴然と言わざるを得ない。完全にゼリックの勝ちだった。



