復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「おまえ、ブラコンなんだな」

「うっ……!」


 絶対言われると思った。でも、ここまで来たら開き直るしかない。


「だって、お兄様は最高にかっこよくて、素敵なんですもの」


 わたしはそう言って満面の笑みを浮かべた。


(先程辱められたお返しだもんね)


 ゼリックも少しは恥ずかしがればいい――と思っての行動だったのに、ゼリックはものすごく嬉しそうに笑っている。これが真正シスコン! わたしは思わずガックリきてしまった。


(いや、ここで負けちゃダメよ)


 次、いつアインハードに会えるかわからないんだもの。少しでも印象を残して帰らなきゃだ。