「侍女と一緒に図書館に行ったの。絵本や図鑑を借りたんだ」
こういうこともあろうかと、ちゃんと表向きの用事を作っておいたわたしを褒めてあげたい。これなら本来の目的を隠せるし、嘘はついていないんだもの。
「えっ、僕がいないのにお外に行ったの? 大丈夫だった?」
ゼリックが急いでわたしの腕やら背中を確認する。
「大丈夫よ、お兄様。ちゃんと侍女と一緒だったもの」
「ダメだよ。外は危険がたくさんあるんだから。僕や、騎士が一緒じゃなきゃ危ないよ」
「え〜〜?」
どうやらゼリックは本気でそう思っているらしい。……まあ、現世のわたしは超がつくほど可愛いし、身なりもいいから金持ちの令嬢だってすぐにわかるので、誘拐される可能性があるというのはわからなくない。
(でも、それじゃ復讐計画が進められないんだもの)
ゼリックの前では自由に動けないし、ガッツリ猫をかぶらなきゃいけないし!
こういうこともあろうかと、ちゃんと表向きの用事を作っておいたわたしを褒めてあげたい。これなら本来の目的を隠せるし、嘘はついていないんだもの。
「えっ、僕がいないのにお外に行ったの? 大丈夫だった?」
ゼリックが急いでわたしの腕やら背中を確認する。
「大丈夫よ、お兄様。ちゃんと侍女と一緒だったもの」
「ダメだよ。外は危険がたくさんあるんだから。僕や、騎士が一緒じゃなきゃ危ないよ」
「え〜〜?」
どうやらゼリックは本気でそう思っているらしい。……まあ、現世のわたしは超がつくほど可愛いし、身なりもいいから金持ちの令嬢だってすぐにわかるので、誘拐される可能性があるというのはわからなくない。
(でも、それじゃ復讐計画が進められないんだもの)
ゼリックの前では自由に動けないし、ガッツリ猫をかぶらなきゃいけないし!



