それから数日後、ゼリックは早速王宮へ行くことになった。
「わたしもお兄様と一緒にお城に行く!」
「ごめんね、リビー。いい子でお留守番しておいてね」
……わかっちゃいたけど、わたしは一緒に連れて行ってもらえなかった。当然だ。五歳の女の子なんてなにをやらかすかわからないし、お城って用もないのにホイホイ行けるような場所じゃない。わたしが王太子と顔見知りになる道のりはまだまだ遠く険しかった。
とはいえ、まったく先へ進んでないわけではない。ゼリックを通じて王太子の情報を聞き出せるからだ。
それに、ゼリックと離れることでわたしの行動の自由が広がるというメリットもある。
過保護なゼリックは、自分なしではわたしを家の外に出したがらないし、わたしにふさわしくない書物は全部取り上げてしまう。そんなわけでこの五年間、祖国サウジェリアンナ王国の情報をちっとも集められていなかった。だけど、文字もある程度読めるようになった今のわたしならきっとできる。
ゼリックを乗せた馬車が屋敷を出ると同時に、わたしは侍女と連れ立って街の図書館へと出かけた。
「わたしもお兄様と一緒にお城に行く!」
「ごめんね、リビー。いい子でお留守番しておいてね」
……わかっちゃいたけど、わたしは一緒に連れて行ってもらえなかった。当然だ。五歳の女の子なんてなにをやらかすかわからないし、お城って用もないのにホイホイ行けるような場所じゃない。わたしが王太子と顔見知りになる道のりはまだまだ遠く険しかった。
とはいえ、まったく先へ進んでないわけではない。ゼリックを通じて王太子の情報を聞き出せるからだ。
それに、ゼリックと離れることでわたしの行動の自由が広がるというメリットもある。
過保護なゼリックは、自分なしではわたしを家の外に出したがらないし、わたしにふさわしくない書物は全部取り上げてしまう。そんなわけでこの五年間、祖国サウジェリアンナ王国の情報をちっとも集められていなかった。だけど、文字もある程度読めるようになった今のわたしならきっとできる。
ゼリックを乗せた馬車が屋敷を出ると同時に、わたしは侍女と連れ立って街の図書館へと出かけた。



