復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「ありがとうございます!」


 わたしが喜ぶと同時に、穏やかな空気が応接室に流れる。これ、我ながらいい仕事をしたのでは?


「……リビー、この貸しは高くつくからね」

「え?」


 そのとき、ゼリックにそう囁かれてわたしは思わず首を傾げる。


「どういう意味?」

「うん? そのままの意味だよ?」


 ゼリックがニコリと微笑む。


(そのまま……貸しってことは、いつか返さなきゃいけないってことよね。それが高くつくってことは、わたしがゼリックに恩返しをしなきゃいけないってことでいいのかな)


 合っているかはわからないけど「わかった」ってこたえたら、ゼリックはいい子だねとわたしを撫でるのだった。