復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

(パパもママも、わたしが赤ん坊時代のことを覚えているなんて夢にも思っていないだろうけど)


 二人はわたしを実子として扱っているし、生涯出自を明かしはしないだろう。……というか怖くてできないと思う。パパはママにすらわたしの正体を知らせていないはずだし。


「んもう、二人とも可愛いんだから」


 おじい様とおばあ様がニコニコと笑っている。今はまだ子供だから、冗談だと思われているし笑い話にされてしまう。

 だけどわたしはめちゃくちゃ本気だ。今、わたしの進むべき道が決まったと思う。

 わたしはいつかきっと、王太子妃になってみせる。まずはその候補になれるよう、頑張らなきゃだ。わたしは密かに拳をギュッと握るのだった。