結婚に合わせて、ゼリックがわたしにプレゼントしてくれたものがもう一つある。わたしたちが暮らす新しい家だ。
新しい家は、王都から遠く離れた土地にある。小高い丘の上に建てられためちゃくちゃ豪華な建物。元お城だから当然だ。
それはつまり、わたしが生まれた場所――サウジェリアンナ王国の王城として使われていた場所だった。
(まさか本当に実現するとは思わなかったな……)
ゼリックはわたしの知らない間に、戦争を食い止めたり、新しい万能薬や魔法陣を開発したりと、ものすごい数の功績を打ち立てていたらしい。そうして、褒賞としてサウジェリアンナ旧王国領をもらい受けた。わたしが十一歳のときに明かしてくれた夢を見事実現させたのだ。
(本当に、愛されているよね)
幼い頃のわたしにはわからなかったけれど、ゼリックがサウジェリアンナ旧王国領を望んだのは当然わたしのためで。いろんなことをわたしのために努力してくれていたんだよなって思うと、たまらなく幸せな気持ちになる。
新しい家は、王都から遠く離れた土地にある。小高い丘の上に建てられためちゃくちゃ豪華な建物。元お城だから当然だ。
それはつまり、わたしが生まれた場所――サウジェリアンナ王国の王城として使われていた場所だった。
(まさか本当に実現するとは思わなかったな……)
ゼリックはわたしの知らない間に、戦争を食い止めたり、新しい万能薬や魔法陣を開発したりと、ものすごい数の功績を打ち立てていたらしい。そうして、褒賞としてサウジェリアンナ旧王国領をもらい受けた。わたしが十一歳のときに明かしてくれた夢を見事実現させたのだ。
(本当に、愛されているよね)
幼い頃のわたしにはわからなかったけれど、ゼリックがサウジェリアンナ旧王国領を望んだのは当然わたしのためで。いろんなことをわたしのために努力してくれていたんだよなって思うと、たまらなく幸せな気持ちになる。



