復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

 それから四年の月日が流れた。


「遠いところをわざわざ来てくれてありがとうね、リビー」


 シャルロッテが笑う。その腕には小さな赤ん坊が抱かれていた。薄っすらと生えている金色の髪の毛に、真っ白な肌、父親譲りの青い瞳が特徴の綺麗な顔をした赤ん坊だ。


「親友の出産祝いをするのは当然のことでしょう? それにしても本当に可愛い王子様だね。これぞまさしくジルヴィロスキー王国の国宝だわ」


 ふわふわのほっぺをつつきながらわたしたちは笑う。


 今から二年前、アインハードはシャルロッテと結婚した。
 けれどそれは、決して平坦な道のりじゃない。紆余曲折の末の出来事だった。