復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「そっか……」


 全部バレてたんだ。そりゃあ、全力で邪魔されるはずだよ。だって、わたしが間違っているんだもの。そう思いながら、涙がポロポロとこぼれ落ちた。


『いったいなにをしているんだ!』
『早くあいつらを殺して!』
『復讐を成し遂げろ!』


 とそのとき、頭の中でそんな声が聞こえてきた。現世の両親の声だ。
 わたしが思わず耳をふさぐと、ゼリックがわたしの額に自分の額をくっつける。


「大丈夫だよ、リビー」


 ゼリックが言うと同時に、二人の声がスッと静かに消えていく。それから、心と体がふわりと軽くなるような心地がした。


「リビーが嫌だと思うものは、僕が見せないし聞かせない。これから先もずっと、僕が全力でリビーを守るよ。その上で、リビーに教えてほしい。リビーはこれからどうしたい? 自分を産んでくれた両親のために、復讐を果たしたいと思う? さっきも言ったけれど、もしもリビーが望むなら、僕はそれを叶えるよ」


 ゼリックはわたしから少しだけ距離を取ると、真剣な表情でそう尋ねてきた。