復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「それにしても、リビーはいったいどうしちゃったの? あんなにアインハード殿下に気に入られたいって話していたのに、これじゃ逆効果じゃない?」

「いやぁ、その……なんとなく?」


 シャルロッテのご指摘はまったくもってごもっともだ。急に態度が変わったのだから不思議に思うのは無理もない。


(だけど、怖いんだもん)


 いつまたアインハードを殺しそうになるかわからない。しかもこの場合、自分の命まで道連れにしなきゃいけないのだ。

 別に復讐を諦めたわけじゃないし、元々命がけだっていうのはわかっている。けれど、自分の意に沿わない形では絶対に嫌だ。


「まあ、いいけどね! その分わたくしにチャンスが回ってきますもの。だけど、その……」

「……? どうかしたの?」


 もじもじと手をいじるシャルロッテを見つつ、わたしはほんのりと首を傾げる。