復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

 演習の日から、わたしは二週間ほど自宅で静養した。幸いなことに、ちょうど学園の連休も重なっていたので大した欠席日数にはなっていない。おかげで余計なことはほとんど考えずに済み、とてもありがたかった。


(それにしても、本当にゼリック様様だわ)


 静養中わたしは毎日ゼリックと手を繋いで眠った。そうすると、現世の両親が不思議と夢の中に現れない。まるで幼少期のように身軽になれたし、すこぶる体調がよくなった。


「たくさん食べてね、リビー。あなたほんの少し見なかった間に痩せすぎよ?」


 ママはそう言って甲斐甲斐しくわたしの世話を焼いてくれた。まるで赤ん坊にでも戻ったかのような気分だ。料理長に頼んでわたしの好物をたっぷり用意してくれたので、入学以降一気に減少していた体重がサクッともとに戻った。


 そうして迎えた久しぶりの登校日。教室に行くなり、わたしはシャルロッテからものすごい勢いで詰め寄られた。