復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「それから、平日の休み時間はできるだけ僕の講師控室においで。短時間、仮眠が取れるだけでも違うだろう?」

「だけど、それじゃお兄様が……」

「リビー」


 ゼリックはわたしの名前を呼びながら、わたしのことを見つめてくる。それはとても愛しげな表情で、彼がなにを言わんとしたいのかはすぐにわかった。


(ゼリックにとって一番大切なのはわたしなんだ)


 だから、わたしはゼリックに頼っていい。甘えてもいいんだ。


「……うん」


 もう一度「うん」って言いながら、わたしはゼリックに抱きつく。


「ありがとう、お兄様」


 そう伝えたら、頭上でゼリックが微笑む気配がした。