復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「そんなの、あまりにも自分を犠牲にしすぎじゃありませんか?」


 妹のために二日もお休みを取るなんて、普通の人間はしない。……そりゃあ、ゼリックは普通の人間じゃないかもしれないけど! わたしのせいでいろんなことを我慢したり諦めるのはすごく嫌だ。


「犠牲にしているだなんて思わないよ。全部僕が好きでやっていることだ。僕にとって一番大切なのはリビーだから」

「……知ってる」


 そう言うんだろうなって思ってた。


「だから、リビーはもっともっと自分を大切にして。週末は毎回ここに戻ってくるように。そうしたら、僕が手を握ってあげられるから」

「……うん」


 返事をしながら、涙がじわりと浮かんでくる。ゼリックはそっと目を細めた。