復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「そんなの、当たり前じゃないですか」


 わたしの言葉にゼリックが笑う。それだけで、心が綺麗に浄化されたような心地がした。


「お兄様、今は何時ですか?」

「夜の二十時だよ。ただ、演習から二日経ってるけど」

「は……え?」


 二日経ってる? そんなまさか。まさか……と思うけど、心当たりがないわけでもない。


「人間、そんなに長時間ぶっ続けで眠れるはずが……」

「それが、実際眠ってたんだよ。ものすごい寝不足だったんだね。ごめんね、リビー。僕がもっと早く帰ってこれていたら、こんなことにはならなかったのに」


 ゼリックが申し訳なさそうに眉を下げる。