復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

(なるほどね)


 子供時代のアインハードはやんちゃだったし、わからなくもない。まあ、今はすごく落ち着いているから意外ではあるけど。


「そういう今しかできない経験だって必要だろう。ただ、学生の本分を履き違えないように」

「はい……肝に銘じます」


 返事をしながらシュンと肩を落とすと、アインハードがわたしの頭をそっと撫でる。またもやドキッとしてしまった。


(これは……脈アリと見ていいのだろうか?)


 個人的には、結構思わせぶりな行動だと思うんだけど……! 誰にでも同じことをしているのだとしたらかなりのタラシってことになるし、アインハードがどういうつもりなのかわたしにはわからない。


(シャルロッテや他の女性と一緒にいる場面を観察したらあるいは……)