復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「まだ入学したばかりですから。少し根を詰めて勉強をしてしまったんです」

(本当はシャルロッテとアインハードの話をしてたんだけど)


 夜通しおしゃべりをして寝不足だなんて言ったら評価が下がりかねないもの。まあ、話題の種が自分だったってことは喜ぶかもしれないけど。


「そんなことを言って、本当は友人とのおしゃべりに夢中になっていたんじゃないか?」

「なっ! どうしてそれを……!?」


 わたしが言うと、アインハードはクスクスと笑いながら目を細める。


「わかるよ。俺にも同じ経験がある」

「ええっ? アインハード殿下もですか? 全然そんなふうには見えないですけど」

「生まれてはじめて城から離れられたからな。嬉しくて少し羽目を外してしまったんだ」


 アインハードが懐かしそうに目を細める。