「転属願いってそんな……神殿で人々を治癒するのはやりがいがあっていいっておっしゃっていたじゃないですか!」
「大丈夫、神殿には休日に顔を出そうと思っているよ。僕を指名してくれる来殿者も多かったし、やりがいを感じていたのは本当だからね。だけど、未来を担う若者――リビーを育むのはなにより大事だと思ったんだ」
「えええ?」
(そんな私欲で仕事を決めていいの?)
っていうか、ゼリックの価値基準があまりにも『わたし』すぎる。
「ほ、本当に? お兄様がこの学園の講師なんですか?」
「うん、そうだよ」
(チッ、やっぱりダメか)
できれば冗談であってほしかった。だけど、現実はきちんと受け入れなくちゃならない。じゃないと、上手くいくものもいかなくなる。来てしまったものは仕方がないのだ。
「大丈夫、神殿には休日に顔を出そうと思っているよ。僕を指名してくれる来殿者も多かったし、やりがいを感じていたのは本当だからね。だけど、未来を担う若者――リビーを育むのはなにより大事だと思ったんだ」
「えええ?」
(そんな私欲で仕事を決めていいの?)
っていうか、ゼリックの価値基準があまりにも『わたし』すぎる。
「ほ、本当に? お兄様がこの学園の講師なんですか?」
「うん、そうだよ」
(チッ、やっぱりダメか)
できれば冗談であってほしかった。だけど、現実はきちんと受け入れなくちゃならない。じゃないと、上手くいくものもいかなくなる。来てしまったものは仕方がないのだ。



