復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

(ゼリックが講師? この学園の?)


 嘘でしょう? そんな話ってある?
 つまり、ゼリックはこれからこの学園に出入り自由ってこと? それじゃあ、これまでみたいにわたしがアインハードと会話をしているときに突如として現れたり、交流状況も全部筒抜けになってしまうってわけ?

 そんな! ようやくゼリックから物理的に離れて復讐計画が進められると思っていたのに! 
 間違いない。ゼリックは絶対わたしの邪魔をする。誰か嘘だと言ってほしい――わたしはゼリックをキッと見上げた。


「またまた〜〜。本当はちょっと様子を見に来ただけなのでしょう? お兄様はわたしのことを溺愛しているから……」

「いや、本当だよ。この学園の魔法に関する講師は、王宮魔術師から派遣されることになっているんだ。リビーの入学に合わせて転属願いを出していたんだけど、めでたく希望が聞き入れられてね。配属先が神殿から学園に変わったんだ。もちろん、リビーのことは心から愛しているよ」


 ゼリックはニコニコと笑いながらそんなことを言ってのける。