復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「君は……」

「シャルロッテですわ。先日お城でお会いしたでしょう?」


 薄金色をしたふわふわのボブが目の前で揺れる。わたしはムッと唇を尖らせた。


(割り込み反対! 反対!)


 わたし、アインハードと話してたんですけど! というか、この人『先日お会いした』って言及したときにわざわざわたしのほうをちら見したの! もしかして牽制されてる? つまり、わたしのライバルってこと?


「ああ……あのお茶会の」

「そうです。殿下の婚約者候補を選ぶためのお茶会でご一緒させていただきましたシャルロッテですわ!」

(なに!?)


 そんなの、わたしは聞いていない! というか誘われていないんですけど!