復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

 ちなみに、ゼリックとアインハードもわたしと同じで首席入学生だ。
 ただ、ゼリックは当然のように満点を取っていたし、アインハードもそれに近しい成績だったと聞いている。
 加えて、二人とも全く卒なく代表スピーチをこなし、内容もまた『後輩たちは絶対に参考にすべし』と語り継がれるほどで。彼らを基準にするとわたしは激しく苦しむハメになるので、潔く諦めることにしたのだった。


「リビーなら大丈夫だろう。楽しみにしてるよ」


 アインハードがポンとわたしの頭を撫でる。思わずドキッとしてしまった。


(しっかりしなきゃ)


 この男は大事な復讐の糸口。いずれ毒牙にかけなければならないのだから、絆されちゃダメだ。


「アインハード殿下!」


 とそのとき、誰かがわたしとアインハードの間に割って入り、キャピキャピした高い声を上げた。