「リビー、準備はできた?」
ノックの後、ゼリックがわたしの部屋へと入ってくる。
(うっ……やっぱりゼリックは格別だわ)
五年前よりも身長はさらに伸び、大人っぽさと美しさに磨きがかかった。もはや生きる彫刻というか、本当に神様が降臨したかのようなオーラと輝きをまとっていて、家族のわたしですら直視するのが難しい。なんというか、拝む対象みたいな? 人間パワースポットとかって表現のほうがしっくり来るかもしれない。魔術師団における配属先も神殿だし。神殿とゼリックってめちゃくちゃ親和性が高いんだから。
もしもこの遺伝子を残せなかったら世界の損失だとわたしは思う。だから、ゼリックにはぜひとも結婚をしてほしいんだけど、今のところ宣言を取り消す気はないらしい。職場でもモテモテだって噂なのに、本当にもったいない話だ。
「ああ、学園の制服がよく似合ってる。この世の中の誰よりもリビーが一番綺麗だよ」
真新しい制服に身を包んだわたしをゼリックがギュッと抱きしめる。と、同時にわたしはなんとなく背徳感に襲われた。ゼリックが真っ白なローブを着ているせいだろうか? わたしが制服を着ているせい? ……というか、わたしたちはもう子供じゃないし、兄妹としての適切な距離感が必要ではないかと思うわけで。
ノックの後、ゼリックがわたしの部屋へと入ってくる。
(うっ……やっぱりゼリックは格別だわ)
五年前よりも身長はさらに伸び、大人っぽさと美しさに磨きがかかった。もはや生きる彫刻というか、本当に神様が降臨したかのようなオーラと輝きをまとっていて、家族のわたしですら直視するのが難しい。なんというか、拝む対象みたいな? 人間パワースポットとかって表現のほうがしっくり来るかもしれない。魔術師団における配属先も神殿だし。神殿とゼリックってめちゃくちゃ親和性が高いんだから。
もしもこの遺伝子を残せなかったら世界の損失だとわたしは思う。だから、ゼリックにはぜひとも結婚をしてほしいんだけど、今のところ宣言を取り消す気はないらしい。職場でもモテモテだって噂なのに、本当にもったいない話だ。
「ああ、学園の制服がよく似合ってる。この世の中の誰よりもリビーが一番綺麗だよ」
真新しい制服に身を包んだわたしをゼリックがギュッと抱きしめる。と、同時にわたしはなんとなく背徳感に襲われた。ゼリックが真っ白なローブを着ているせいだろうか? わたしが制服を着ているせい? ……というか、わたしたちはもう子供じゃないし、兄妹としての適切な距離感が必要ではないかと思うわけで。



