(これは……文句のつけようがない美少年だわ)
本や映画、ファンタジーの世界でしかお目にかかれないような美形。前世のわたしは超のつく貧乏で娯楽媒体に触れる機会はほとんどなかったんだけど、目の前の男の子――ゼリックが規格外の美しさだってことだけははっきりとわかった。
「どうしたの、お母様?」
(あっ、ゼリックはママ呼びしてないのね)
内心でジュディをママ呼びしていた自分を恥じつつ、わたしはゼリックに向き直る。
「あのね、あなたに妹ができるの。この子なんだけど」
「え、妹? 本当? お母様」
瞳をキラキラさせながら、ゼリックはわたしに近づいてきた。
本や映画、ファンタジーの世界でしかお目にかかれないような美形。前世のわたしは超のつく貧乏で娯楽媒体に触れる機会はほとんどなかったんだけど、目の前の男の子――ゼリックが規格外の美しさだってことだけははっきりとわかった。
「どうしたの、お母様?」
(あっ、ゼリックはママ呼びしてないのね)
内心でジュディをママ呼びしていた自分を恥じつつ、わたしはゼリックに向き直る。
「あのね、あなたに妹ができるの。この子なんだけど」
「え、妹? 本当? お母様」
瞳をキラキラさせながら、ゼリックはわたしに近づいてきた。



