復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「それに、前にも言っただろう? 僕はリビーのためなら世界中の誰を敵に回しても全力で戦うんだって」


 ゼリックがそう言って満面の笑みを浮かべる。


「……うん」


 ゼリックならきっと、本当にそうしてくれるに違いない。


「お兄様、大好き」


 わたしがゼリックを抱きしめると、フランソワーズ様から「ふん!」と苛立たしげな声が聞こえる。


「なによ! 兄妹同士で気持ち悪い!」

(あ……うん)


 それはそうかもしれない。一応わたしたちは血が繋がっていないんだけど、ゼリックはわたしがその事実を知らないと思っているはずだし。否定の余地がないなぁと思いつつ、わたしはフランソワーズ様をおずおずと見上げた。