復讐の悪女になるはずが、天使系義兄からピュアな執着と溺愛で邪魔されてます!

「……途方もない夢だね」


 しばらくしてから、わたしはそうつぶやいた。今ゼリックの顔を見たら、きっと泣いてしまう。うつむいたままのわたしの頭を「そうだね」とゼリックがそっと撫でた。


「だけど、絶対に叶えるよ。僕にとってこれは二番目に大切な願いなんだ」

「二番目?」


 わたしとお茶会の参加者たちが一斉に首を傾げる。かなりだいそれた願いだというのに、この上があるというのだろうか?


「一番目は?」

「もちろん、リビーを幸せにすることだよ」


 ゼリックが笑う。あまりにも清らかで無邪気な笑みに、涙が滲んでしまうのだった。