「リビー様とは一度お話してみたいと思っておりましたの」
「あのゼリック様の妹君ですもの。さぞや素晴らしい令嬢だろうと思っておりました」
「ゼリック様は学園にいらっしゃるのでしょう? お会いできなくて残念ですわ」
お茶会がはじまると、早速そんな会話が繰り広げられた。
神童と名高く王太子アインハードの側近候補であるゼリックは、貴族の令嬢にとって理想の結婚相手だ。だから、令嬢たちは今日のお茶会を楽しみに思ってくれている――そんな自信がわたしにはあった。予想どおり、令嬢たちはゼリックのことをとても好ましく思ってくれていて、お近づきになれる絶好の機会であるお茶会を有効活用しようと躍起になっている。わたしは思わずニンマリと笑った。
(この調子なら、ゼリックの婚約者はすぐに見つけられそうね)
引く手あまたというのはゼリックのような人間をいうのだ。これだけ人気なら、選り好みさえしなければ余裕で婚約ができるだろう。むしろ、これまで相手が決まっていなかったのが不思議なぐらいだ。
「あのゼリック様の妹君ですもの。さぞや素晴らしい令嬢だろうと思っておりました」
「ゼリック様は学園にいらっしゃるのでしょう? お会いできなくて残念ですわ」
お茶会がはじまると、早速そんな会話が繰り広げられた。
神童と名高く王太子アインハードの側近候補であるゼリックは、貴族の令嬢にとって理想の結婚相手だ。だから、令嬢たちは今日のお茶会を楽しみに思ってくれている――そんな自信がわたしにはあった。予想どおり、令嬢たちはゼリックのことをとても好ましく思ってくれていて、お近づきになれる絶好の機会であるお茶会を有効活用しようと躍起になっている。わたしは思わずニンマリと笑った。
(この調子なら、ゼリックの婚約者はすぐに見つけられそうね)
引く手あまたというのはゼリックのような人間をいうのだ。これだけ人気なら、選り好みさえしなければ余裕で婚約ができるだろう。むしろ、これまで相手が決まっていなかったのが不思議なぐらいだ。



