鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

「えっと……この人は……?」

次の日、凛と集まってとりあえず下公に行くことになったんだけど……。

「この人、誰?」


「俺だよ!忘れた?アキ!」

「知らない……。」


「俺だよ!オレオレ!」


えっと……オレオレ詐欺されてるんですが……。


「凛、この人、誰?」


「あっこれは忘れたね。それも普通に。」


「え?俺、普通に忘れられたの!?」


「ご愁傷さまです。」


「ちょっと!ごしゅうしょうさま?わかんないけどバカにしてる?あわれんでる?」


ご愁傷さまは知らないのに哀れんでるって言葉は知ってるんだ……。

「ちょっと!アキも中途半端だなって思っただろ!」


「ゲッ、ばれた。」


「もう、こんな会話は良しとして、忘れたなら自己紹介だよな!」


あっいいことにしてくれるんだ。


そして、自己紹介を始めたチャラ男。


「俺は、日南(ひなみ)陽翔(はると)!ハルとはるまでひらがなはおんなじだ!」



「はるとはね、頑張ってこのキャラになったの。」


「おい!そんなこというな!」


「ごめんごめん。」


「はるとさん、ハルの思い出について聞いてないですか?」

「あー、はるとさんやめて、なんか小っ恥ずかしい。」

「じゃあなんて呼べば……?」



「えー……?はるとでいいよ。」


「じゃあ、もう1回聞く。ハルからなんか私と遊んだ思い出とか聞いてない?」


「え?うーん……。」


「言うなら、言って欲しい。」