鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜



「現実の俺とキスして。」

『3.2.1.!パーン』

キ、キス?


えっと……。



え?

は?



ふぁ?


混乱しすぎて変な声が心の中で漏れ出ている……。


えっと年越しと重なったね。


「どうした?え?とかは?とかふぁ?とか言って?」


すみませんどうやら声に漏れ出ていたらしいです。



「ごめん。漏れてたみたい。」




えっと、まず確認したい。



ハルは、好きな人がいるんでしょ。


じゃあなんで、いくら戻る方法だとしても私とキスするの?




だって、現実世界の好きな人だったら、その人に頼めば……。


あっ生死の間の世界に入るためには条件があるんだっけ?




だから、しょうがなく私に……?




でも私に伝言係を頼めばいいんじゃ……。



まぁ恥ずかしいよね!わかるよ。(多分)


だとしたら……ハルの好きな人って幼なじみの凜だよね!



多分そうだ!


うん絶対そう!



「??どうした?ぼーってして。」



「考え事!」