鏡のはざま〜向こうの世界の君と〜

「勉強になった。」


何が勉強なんだろう?と思っていると、紅白が終わりそうだ。ラストステージが始まる。



私たちは、その曲を聴いた。


初恋の歌で、気持ちを伝えられないという歌詞。


でも最後はクリスマスで気持ちを伝えられた。

という感じ。


記憶を失う前、私は、ハルに気持ちを伝えなかったのかもしれない。

そう考えるとちょっと共感できる部分がある。

いまもこの気持ちを伝えてないわけだし。

でも、やっぱり最後なだけある。

背景の描写、花吹雪、全てが素晴らしい。


『それではこれでおしまいです!』



あっもう終わりだ……。

じゃああともう少しで年越し……。


ちなみに今回は紅組が勝ったらしい。




「ハル、早くハルが現実世界に戻る方法、教えて?」




「本当に、聞く?」



「もちろん。」

私には、もうハルを助けようという強い気持ちがある。


「じゃあ、言うよ。これを言ったら……会えなくなるかもしれない。それでも聞いてくれる?」



えっ?会えなくなるの?


なんで?

でも、会えなくなっても私がハルを助ければいいだけ。


それなら、うん。


「私はハルを現実に戻したい。ただそれだけ。」