(俺)と「私」の諸事情

次の日。

俺は父親に叩き起こされ、真っ先に準備をした。
昨日の夜、準備をしようと思ったものの部屋に入った途端寝てしまったみたいだ。

まあ、しょうがない。
寝ていなかったのだから。

…といっても、父親が起こしに来たのは夜3時。
早すぎないか?

準備が出来たのでスーツケースを持って部屋から出たら...ドアの前に父親がいた。

俺の父親って何考えてんのかわかんねぇな。

即座にそう思った。

俺の部屋の前にいるし、今だって俺のことめっちゃジロジロ見るし。
…は?なに?

「これに着替えてこい。」

突然父親が紙袋を俺の方に突き出していった。

え?と思ったもののとりあえず紙袋を受け取る。

その途端、俺は突き飛ばされバタン、と部屋のドアが閉められた。