好きなのは、気のせいだ。

STEP1


私、宇田川羽美。


「ねーうみちゃん!生徒会役員やってほしい!」


「あ、う、うん…!」


断れない、超お人よし人間です。












そんなこんなで、生徒会役員になってしまった。
人前に立つこと、多くなるのかな…どうしよう…






生徒会室の前でぐるぐる考えていると、


「あ、新しく役員なってくれる子!?」


突然声がかかった。
声の先に目をやると、黒髪の、笑顔がキラキラな人がいた。




私は言葉を失った。


「生徒会長の源田和哉です。これからよろしく!」




なにこのさわやかオーラ全開の人…。


「…はい……」


私とは生きてる世界、違うんだろうな…。
輝きすぎてる。






「そんな緊張しなくていいって!今日は文化祭でやること話し合うからさ、楽しいと思うよ!」






ぐいっと手を引かれ、生徒会室の中へーーーーー


「あ、会長!その子は…?」




「新しい役員!」




一斉に視線が私に集まる…。
緊張する…でも!


「あ、あの!はじめまして、宇田川羽美といいます…」


自己紹介できた…!






「よろしく~~~」


周りの反応が温かい…。なんだろう、はじめてきたのに安心する。




「はい!では、文化祭のこと話し合うよ」




こうして、私の生徒会役員のお仕事が始まる。