【完結】Dressyに恋をして

こんな事して!!!」

「ふん…
労基にでも訴えれば?
まぁ、証拠も無いけど?」

悪魔社長はニヤリと笑う。

こ、こ、このヤローーーー!!!!!

私は社長室のドアをバン!と開けて、ドスドスと足音を鳴らし部署に帰っていった。

どうしよう…?
F出版社の企画…?

今日はもうへとへとだし、もう、社長室には行きたく無い…
またセクハラされるかもしれないし…

あのセクハラ悪魔社長め!
いつか証拠集めて訴えてやるんだから!

♦︎♦︎♦︎

私は次の日、菓子折りを持ってF出版社に謝りに向かった。
大野さんの名前を出すと、すぐに会議室に通された。

「やぁ、やぁ!
江波さーん!
そのパンツスーツ似合ってるねぇ!」

「大野さん…!
あの、私…」

「うんうん、あ、九条社長はまだかな?」

大野さんは腕時計を見てそう言った。

「いや、そ、そ、それが…」

「いやぁ、腕のいいカメラマン押さえるのに大変でさぁ!
え、もう来るの?」

「それが…!
ご、ご、ごめんなさい!
私のミスで、NGが出ちゃって…
社長は来ません…」

「はぁぁぁあ!?
ちょっとちょっとぉぉ!!!」

大野さんの目つきが変わる。

「大野さん、九条社長のカメラ向きは…」

カメラマンらしき若者が入ってきた。

「それがさぁ、九条社長来ないらしいんだよ!」

大野さんがカメラマンに言う。

「はぁぁぁあ?
まじっすかぁ?