【完結】Dressyに恋をして

くだらない男は遊びはやめて、九条社長を口説き落としたらどうですか?」

俺はさらにそう言った。

彼女は少しびっくりしていたが、すぐに小悪魔の顔に戻った。

「そうよ。
この会社に入ったのも…
講演に来ていた九条社長に一目惚れしたからよ。
それなのに…
ねぇ…
私たち利害は一致してるんじゃ無いかしら?」

神崎さんはとびきりの悪魔の笑顔でそう尋ねた。

「だとしたら?」

「手を組まない?
あなたは真奈を、私は九条社長を手に入れる…
こう言う時って協力し合った方が得なんじゃないかしら?」

彼女は丁寧な仕草で口元をナプキンで拭うとそう言った。

「あなたに協力する価値があるのかどうか…?」

俺は辛辣にそう言った。

「明日、真奈と焼肉会するのよ。
来ない?
その代わり九条社長も連れてくる事。
私は上手く途中で九条社長とドロンするわ。」

「そんな事があなたにできるんですかね?」

「あら、伊達に男遊びはしてないつもりよ。」

「ふぅん?
ま、とりあえず手を結びますよ。」

「決まりね。」

そして、ここに悪魔会が結成されたのだった。

さてさて、焼肉会か…
どうなることやら…?

今日は美佳と恒例の焼肉会だ。

何か大きな仕事が終わったお祝いにやってたのだが、それが定例となり始めていた。

焼肉屋『青森』にて。

「はぁぁぁあ!?
社長と東雲君も来るぅ!?」