【完結】Dressyに恋をして

私は若干の二日酔いを引きずりながら、それでも自分のマンションへと帰っていった。

東雲君は私が思っている以上に"大人の男の人"だった…

いつからだろうか…?

男性からの告白を断り続けているのは…?

だが、もうそれもそろそろ終わりにしないといけない…

♦︎♦︎♦︎

あれは高校2年生の春だった。

私は高校では何故か一軍と呼ばれるカーストに所属しており、それなりに楽しかった。

ある日、賭けで負けた私は学校一イケて無い男子生徒に告白する事になってしまった。

その相手は片瀬…
下の名前は忘れてしまった。
片瀬、片瀬と呼んでいたから。

彼は学校一の巨漢で、体重は100キロを超えた。
分厚いメガネにニキビヅラ、とてもかっこいいとは言えない。
いや、れっきとしたデブのブサ男だった。

私は、片瀬と3日間付き合う事になっていた。

そして、3日後にこっぴどく振ると言う訳である。
まぁ、一軍高校生が考えそうな最低のシナリオだ。

「す、す、好きです。」

な、訳無いじゃん?
相手はキモオタだよ?

「お、俺で良ければ…!」

片瀬は簡単に落ちた。

はぁぁぁあ…
めんどくさっ…

そう思っていた。

しかし、片瀬は優しかった。
ピクニックに行こうとなっては、必死で作ったお弁当を持参して…
少ない小遣いで何でも買ってくれた…

私は…
そんな片瀬に少しずつ心を開いていった。