【完結】Dressyに恋をして

酒はかなり強い方で、はっきり言って俺はザルに近かった。

案の定、彼女はかなりの量を飲み、酔い潰れた。

俺は彼女を抱えて車に運んだ。

どんな手段でも、彼女を自分のものにしようと思っていた…

マンションに着き、スーツ姿の彼女をベッドに運んだ。

「んん…」

彼女はすっかり泥酔している。

今がチャンスだ。
そう思うのに…

彼女の寝顔は天使のようで…

俺はその艶やかな頬をそっと撫で、彼女の桜色の唇にキスする事しか出来なかった…

自分でも、どれだけヘタレなんだよ、と思う。
そんな事で戸惑っている間にも、九条は彼女に手を出すかもしれないのに…

でも、どうしても、彼女の服を脱がすことは、俺には出来なかったんだ…

俺はその日彼女の寝顔を見ながら、夜を過ごした。

♦︎♦︎♦︎

次の日の朝。

「ん…?
んん…?」

彼女は目を覚ました。

「先輩、大丈夫ですか…?」

「し、東雲君!?
な、な、なんで!?
ここ、どこ!?!?」

「ここは、俺の家。
先輩飲みすぎて潰れちゃったから。
安心して下さい、何もしてませんから。」

「そ、そっか…」

明らかにホッとしている様子の先輩。

「キスはしましたけどね。」

ニヤリと笑って言う俺。

「なっ…!?」

「先輩、俺、先輩の事が好きなんです…
1人の男として…