【完結】Dressyに恋をして

わざとデショ!!!」

「気のせいだろ。
ギャーギャーわめくなよ、みんな見てるぞ。」

キーーーーーー!!!

「お、あの猫可愛いじゃん。」

「え、どの猫ですか?」

か、か、可愛ゆーーーー!!!

あ、毛がもふもふ…
触りたい…

「チュール1本200円でーす♪」

高っ!
地味に高くない!?

「ほら、俺が出すから買ってこいよ。
2本な。」

500円玉を渡される。
私は2本チュールを買い、猫ちゃんにあげる。
猫はもふもふしても、チュールのお陰で逃げない。

「か、か、可愛い〜♡」

「良かったな。」

「はい!」

「あ、社長の足元にも猫ちゃんが!
社長、もふもふするチャンスですよ!」

「いや、俺は…いいよ…
クシュンッ!」

社長はくしゃみを連発する。

花粉症の季節でも無いのに、どうしたのか?

「社長…
もしかして、猫アレルギーじゃ…?」

「大した事無い。」

「どうして、猫アレルギーなのに猫カフェに来たんですか!?」

「お前が猫が好きだからに決まってんだろ!」

え…
どうしてそれを…?

誰かに言ったのかな?
それを、人伝に聞いた?とか?

とにかくもふもふを堪能した私は、くしゃみ連発の社長を連れて帰路に着いた。

「楽しかった、よな…?」

「はい!」

笑顔で答えた私に、社長は満足気に頷いた。