【完結】Dressyに恋をして

そんなこんなで、その後3軒ほどカフェを巡り…

「社長…
私、もうコーヒー見たくありません…」

「奇遇だな、俺もだ…
でも、あと1軒あるんだよ…」

「えー!
まだ行くんですかー!?」

もうお腹もタプタプだし、何も受け付け無いのだが…

「良いから行くぞ。」

社長が言い、私たちは車に乗り込んだ。

「ここだよ。」

渋谷のある一角に、それはあった。

「ここ、猫カフェ!?」

私は驚きの声を上げる。
私は大の猫好きなのだ。

「あぁ、入るぞ。」

「いらっしゃいませー♪
カップルですかー?
ただ今、カップルキス写真を撮ると、料金半額のサービスを行っております♪
いかがですかー?」

「撮ります!」
「撮りません!」

「あっ、勝手な事言わないでくださいよ!」

「だって、半額だぞ?」

「で、でも…」

「ほっぺにチューでも大丈夫ですよー?」

店員さんがありがた迷惑な事を言う。

「ほら、さっさとしろよ、江波。」

「ちょ、するなんて一言も…!」

「ほら、後ろ並んでるから!
早く!」

私は意を決して社長のほっぺにチューをする。
と、その時…!
社長は私の方に振り向き、最悪な事に、唇と唇が重なった…!

や、や、やられたぁぁ!!!

「では、2名様ですね、こちらでーす♪」

席に案内されると、私は社長に文句を言う。

「何であのタイミングで振り向くんですかっ!?