【完結】Dressyに恋をして

「じゃ、行こう。」

そう言って社長は私の乗る助手席のドアを開けてくれた。
こういう所、さりげないよね…
慣れてるのかな…?

何と無くそんな事を考えてしまう。

そして、社長は車を走らせた。

「まず、どこに行くんですか?」

「最初は池袋のカフェ・スウィートバジルってとこ。
ミートパイとか、ハムエッグパンとか、おかず系の料理が美味しいらしい。
もちろん、飲み物も豊富だしな。」

「へー…」

「そう言えば、東雲とテナント見学に行ったらしいな…?」

「はっ?
えっ?
な、な、何でそれを…!?」

「東雲の野郎、俺に報告して来やがった。
宣戦布告だな。」

は?
宣戦布告?
何の???

「東雲君が…
あの、でも、仕事上必要だったので行っただけで…!」

何故か弁明しようとする私。

「分かってるけど…」

「けど…?」

「本当、にっぶいな!
お前!」

社長は空いた手で私の頬を軽くつねった。

「なにひゅるんでふぅかぁ…!?」

「は?
なんて?笑」

社長は私の頬を弄ぶ。

「もうっ!
良い大人のする事じゃありませんよ!」

やっと社長の手が離れて私はそう言った。

「ほぉー?
お前に大人が分かんのか?」

「はぁ?
何言って?」

「大人って意味わかってるのか?って意味。
処女にはわかんねーだろ。」

な、な、な!?
なんて事を…!!!

「そ、そ、それは…!」