【完結】Dressyに恋をして

し、しかし、ポスター配置まであと1週間を切ってますし…
今からやり直すのは不可能…」

「黙れ。
今からやり直すのは不可能だって?
お前の要領が悪いせいだろ?
いいか、え・な・み?
このポスターが成功しなかったら、お前のデスクは無いと思え。
クビだ!
時間が無いなら、寝ずにやれ!

以上だ。
いいぞ、下がれ。」

社長はポスターを床に投げ捨てるとそう言った。

「本日の鬼社長からの呼び出しおめでとう!」

そう言って私のデスクに顔をぴょこっと出すのは、同期の神崎美佳かんざきみか。
可愛らしい外見とは裏腹に、超肉食系のイケメン大好き女子。
セフレも複数居るとか居ないとかいう噂だ。

「くじ引きの当たりみたいに言わないでよね!美佳!」

私は反論する。

「もーやだぁ、カリカリしちゃって!
皺が増えちゃうゾ?」

「皺なんかとっくに増えてるわよ!
あの悪魔社長の相手を5分もすればね!」

私は書類を片付けながら、そう言った。

「でもさぁ?
あの社長も黙ってりゃ、てゆーか、優しかったら、かなりイケメンなのにねぇ?
勿体なーい!」

「ぶっ!
アレがイケメン?
イケメンに失礼でしょ!
そのひん曲がった性格をイケメンにしてこいっ!って感じ!」

私は毒づく。

「まぁ、そうだけどぉ…」

「あっ、私F出版社に行かなくちゃ!
じゃね、美佳!」