【完結】Dressyに恋をして

明日の休み…?
何で平日に行かないのかしら?

解放されて無いのかな…?

とにかくその日は仕事を片付けて19時には帰路についた。

マンションに帰ると、スーツを脱ぎ捨て、お風呂に入る。

明日かぁ。
休みなんだから、欲を言えば休みたかったなぁ。
給料出ないし。

まぁ、しかし、仕事の内容なら仕方ないじゃないの。

と、自分に言い聞かせる。

それにしても、弟的立ち位置とは言え、男性と2人で出かけるなんて、久しぶりだわ…

そう、最後に2人で出かけたのは…

やめよう、過去を考えるのは。

いくら考えたって、過去のあやまちを正す事はできないのだから…

その日、ニュースを見ながらスルメイカとビール片手にソファで眠ってしまった。

きっちりしてそうに見られるが、結構ズボラだったりする。

♦︎♦︎♦︎

次の日、9時に起きた私はかなり焦って用意した。
ダウンジャケットにスキニージーンズという色気のない格好。
まぁ、デートでも無いし、いっか。

私はバッグに財布や鍵を詰め込んでマンションを飛び出した。

「ごめんね、待った?」

私はAoビルの前で女性に囲まれている東雲君に恐る恐る声をかけた。

「江波先輩!」

尻尾が見えるのじゃ〜…

東雲君は女性陣を押し除け、尻尾無いけどねを振りながら、私に走り寄ってくる。
こりゃ、いつか刺されるかもな。

「今着いたところです!」

嘘だ。