【完結】Dressyに恋をして

「何でも言う事きくって言ったよな…?」

「言いましたよ…」

信号に引っかかった。
赤信号は結構長いし、何故か車内は沈黙。

「あの…?」

と、社長の方を向いた、その時…!

彼はハンドルに片手を掛けながら、もう片方の手で私の後頭部を引き寄せた…

え…

私…
キス…
してる……?

えぇぇぇぇぇ!?

「な、な、何すんのよっっっ!!!」

パァン!

私の平手打ちが車内に響き渡る。

「イッテェな!
何でもするって言ったろーが!」

「常識の範囲内で!
ですよ!」

「お前の常識なんて、知るかよ!」

「社長は非常識ですからね、そりゃ、分からないでしょうよ!」

「お前だって、ゲーム感覚で俺を…」

「はぁぁぁあ?
何言ってるんですか?
私と社長が話すようになったのはここ最近じゃ無いですか!」

「もういい。」

はぁ!?
もういい!?

いや、良く無いし!

こっちのセリフじゃん!?

何がもういいのよ!
人のファーストキスを奪っておいて!!!

そうだ…

これ…が…
私の…
ファースト…
キス…!?泣

私は半泣きになりながら、Butterfly社に帰った。

「江波先輩!
心配していました!
大丈夫だったんですか!?」

子犬のような東雲君身長は高いがが、デスクから飛び出してきて私の肩を揺する。

「う、うん、ドレスコートはね…」

私の唇は大丈夫じゃ無いけど…