【完結】Dressyに恋をして

社長の俺が、社員のお前の仕事に口出ししちゃいけないのか?」

社長は言う。

「いえ…
そう言う訳ではありませんが…
急だったもので…
あ、先日はありがとうございました。」

私はお礼を言う。

「ふん…
別に…」

不器用な人なのだろうか?
そう言ってそっぽを向いてしまった。

「あ、えーと、この写真のアップですね!
これです!
どうでしょうか?」

「あぁ…
悪く無いな。
あとは印刷の調整が必要だ。
もう少しドレスコートに光沢がある方が良い。」

「なるほど…」

私はパソコン上にメモする。

「それから…」

その後、10分ほどレクチャーを受け…

私はふと尋ねた。

「社長?」

「何だ?」

「どうして、この会社の名前、Butterflyって言うんでしょうか?」

「あぁ…
女は…
蝶みたいに美しくて、ひらひらと飛んで消えていくから…
でも、捕まえたら死んでしまう…
そんな意味を込めたんだよ。
別に面白くも無いだろう?」

えーと、それって過去の恋愛観…?
とは、何となく聞けなかった…

「そんなもんですかねぇ?」

私は言う。

「そんなもんなんだよ。
アンタも…
江波も…
そんな感じだろ?」

「何ですか、その決めつけ?
私はひらひら逃げたりしませんよ?」

「嘘だね。」

だから、決めつけるなっ!ての!

「送ってく…」

社長がフェラーリのキーを回してそう言った。