おひさまからのラブレター

 そんな、ある晴れた朝のことでした。

 一匹のコウモリが、まるで踊り疲れたかように、ふらふらと空を漂っておりました。

 右へよろめき、左へよろめき、その姿は今にも夢の国へ眠り落ちてしまいそうです。

 空の高いところでそれを見ていたおひさまは、心配になって声をかけました。

「どうしたのですか、小さなコウモリさん。そんなに眠たそうな顔をして?」

 コウモリは、ベルベットのような羽をこすりながら答えました。

「これはこれは、おひさま。申し訳ありません。昨晩は少々、夜更かしが過ぎましてね。これから洞窟の寝床へ、夢をみに帰るところなのです」

 コウモリはそう言うと、再びふらふらと、深い洞窟の中へと消えていきました。

 おひさまは、不思議でなりませんでした。