私の従者は…

数ヶ月後。
大学にも慣れてきてサークルも決めた。迷った末に茶道部にした。理由は家で茶道はしないのでやってみるのも良いかと思ったからだ。ちなみに希咲羅ちゃんも同じだ。伊織は結局サークルには入らなかった。
「私がサークルに参加してしまったらお嬢様になにかあった場合すぐにお守りできません」
と頑として譲らなかった。
そして1〜2年生はゼミナールが必修としてある。ゼミナールとは教授と数人の学生がグループになってより深くその分野を勉強するための授業で私は慎太郎くんと同じゼミナールに所属している。
これが分かった時、伊織は不満そうだったが1年生のゼミナールは自分で選ぶというよりもすでに決められているため私にはどうしようもできない。
「お嬢様、あの男にはお気を付けください」
「なんでそんなに警戒するの?」
「男だからです」
「それを言ったら伊織だって男じゃない?」
「そうですが!とにかく!旦那様と奥様に顔向けできないような事はおやめください。よろしくお願いします」
「分かったわ…」
そして今日もそのゼミナールの日だ。
前の授業は伊織と一緒なので隣同士でがっちり守られた。