私の従者は…

「お嬢様、迎えに来ました。希咲羅さんと回るんですよね。行きましょう」
「うん」
約束した場所に向かうと希咲羅ちゃんはまだいなかった。
「いませんね。少し待ってみましょうか」
「そうだね」
「今日はあの男に話しかけられなかったですか?」
「大丈夫よ。心配しないで」
「なにかあったらすぐ言ってくださいね」
「はいはい」
「ごめんなさい〜オリエンテーションが長引いてしまって」
そんな話をしていると希咲羅ちゃんがやって来た。
「なにかありましたか?」
「ううん。なにもないわ。行きましょう」
「はい」
「希咲羅ちゃんは大学どう?」
「まだ全然分かりませんが授業内容は面白そうな科目ばかりでワクワクしてます」
「そう。良かった」
「凛さんは?」
「私も希咲羅ちゃんと同じ。高校と全然違って戸惑っているけれど」
「そうですよね」
そうやって話している間にも色々なサークルからチラシを渡される。
「どのサークルにします?」
「そうねぇ」
チラシを見るとスポーツ系のサークルから文系、趣味、ダンスなど多岐に渡る。
「希咲羅ちゃんは?」
「吹奏楽も興味ありますけど茶道や華道も興味あります」
「それなら全部見ましょう。あっこの英会話も面白そうだわ」
「全部行きましょう」