私の従者は…

ずっと思っていた事を告げる。伊織がこのお茶を持ってきたのはただ単純な事ではないと気づいていた。
「大学での件?」
私は気になっていた事を言う。
「昼間は取り乱してしまい申し訳ございませんでした」
伊織は深く頭を下げた。
「別に取り乱したとは思っていないけど」
「あの男についてですがやはり外部の人間でした。私達のことも知らないようなので気をつけてください」
「もう調べたの?早いわね。分かった。ありがとう」
「はい。私もなるべく側にいられるようにします」
「別に大丈夫よ。学科も違うんだし無理しないで」
「いえ。なるべく近くにいます」
「ふふっ。頑固ね」
「ただ単純にお嬢様の1番近くを誰にも取られたくないだけです」
「えっ?」
幻かと思った。
「なんでもありません。おやすみなさいませ」
伊織は早足で部屋を出て行った。1人になった私はさっき言われた事を思い出して顔を赤くした。
(えっ…えっ?今なんて言われたの?私の近くを誰にも取られたくないって言ったわよね?ねぇ?ひゃー!)
と心の中で思いつつベッドに横になった。
よく眠れるお茶を飲んだはずなのに眠れる気がしなかった。