私の従者は…

「小鳥遊さん、おはようございます」
私の視界を遮って伊織が挨拶をする。
「お〜お〜。今日も凛ちゃんのボディーガードくんは元気に働いているらしいねぇ」
なぜか伊織は悠真と出会った頃から彼を敵視しているようで悠真はそれを面白がっているように見える。
「皆さん、おはようございます」
その時もう1人の生徒会メンバーがやって来た。彼女の名前は伊集院 希咲羅(いじゅういん きさら)。
この5人が生徒会の主要メンバーであとはクラスごとにリーダー的な存在が1人いる。
「おはよう。希咲羅ちゃん」
「悠真さん、あまり会長に迷惑かけたらだめですよ。副会長が怖いんですから」
「は〜い」
「さすがに5人揃うと目立ちますね。移動しましょう」
「そうですね」
私達は
「今日はあまり授業がないですわよね。お昼、ご一緒にどうですか?」
「いいですね。ぜひ」
高校3年生で進路も決まっている私達は授業というより自習がメインだった。それでもこの5人が集まったのは高校最後のビッグイベントである卒業パーティーの準備のためでもある。卒業パーティーは卒業生や卒業生の招待が条件ではあるが在校生や保護者も参加できる。それを取り仕切るのが生徒会としての最後の仕事となる。