私の従者は…

数日後。今日は大学入学の日。
入学式に出席するためフォーマルな格好だ。
「凛もついに大学生か」
「それいつも言ってるわね」
「いつも思うんだ」
「ふふっ。ありがとうございます」
「そろそろ行こうか」
「はい」
今日は私と両親、伊織の4人で大学に向かう。父の従者であり伊織の父は留守番をする事になった。大学と言っても同じ敷地内ではあるので道は理解している。
到着してすぐに指定の会場で入学式だ。新入生代表の挨拶は私がする事になっている。いざ壇上に上がると見覚えのある顔が多い。
「清々しい天気の今日…」
入学式が終わると両親を含め保護者は帰って行くが私達はこのままオリエンテーションに入る。このオリエンテーションは1週間行われ大学の仕組みやサークルなど様々な事を説明される。その後履修などを考え本格的な授業が始まる。学科ごとに会場が分かれているため希咲羅ちゃんや伊織とも違う会場だ。伊織は心配して私の会場まで一緒だったが自分の会場に行くように言うと渋々去って行った。
「私は大丈夫だからもう行って」
「ですがくれぐれも男には気をつけてくださいね。あぁもうなんで学科別なんだ」
「仕方ないじゃない。遅れるわよ」
「また後でお迎えにあがります」